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生命倫理について

進化することによって環境全体は良くなっている

ファクトフルネス

にもあるように

技術の進歩によって世界全体は改善している

ファクトフルネス にもあるように、貧困層は技術の進歩のおかげによって改善しつつある。

インターネット、スマホ、遺伝子組み換え作物といったものに我々は感謝するべきで、このような技術革新を一概に否定するのは良くない。中国で、デザイナーベビーという問題があった。それは、自分の子供の遺伝子を親が勝手に決めていいのかという問題である。遺伝子というのは、細胞の部品(タンパク質)を作るための設計図であるが、それを人間を人間が読み取って自由に書き換えるといったことが可能になった。まさにプログラミングのようにである。

エイズなど、あらかじめどの部品(タンパク質)に異常が生じやすいかわかっているものに関しては、その部品の設計図を変えてあげることによりエイズにかかりにくくするといったものである。だが、人類は、病気までも支配できるようになったのだ!とはならない。なぜなら、病気というものも絶えず進化する。この部品がだめなら別の部品を狙おうといった具合にだ。だとしても、この技術のおかげで、エイズにかかっている親は安心して子供を産めるかもしれない。私は、これには賛成である。だが、この技術によって目の色や顔の形、運動能力、知能のレベルといったものもある程度自由自在に変化させることができてしまう。これについて個人的な賛成意見と反対意見を述べていく。

進化的には目新しいものではない

遺伝子を変えるというのは、別に目新しいことではない。生物は長年の進化によって遺伝子が偶然少しずつ変化してきたのである。そして、環境の変化に耐えられなかったものは、消えていったということである。また、人間レベルの時間(数万年)においても、稲作の品種改良といったものもやってきた通り、遺伝子を人間の嗜好に合わせた形に変化させているということは、少なからずやっているのである。遺伝子を自由に操る技術(以下少し意味合いは異なるがゲノム編集)は進化といった数万年単位、いや場合によっては数億年単位で起こりえることを一瞬でできてしまう。 これが問題なのであろう。

生物はそんなに単純なのか?

子供がaという病気に将来かかってほしくないので、原因であるAという遺伝子をA’に変えるとする。それによって確かに、その子はaという病気にはかからないかもしれない。だが、Aという遺伝子は、aよりもかなり重たいbという病気を起こしにくくするという目的が備わっていた設計図だったとしたらどうであろう。この行為はある意味愚行で、自殺行為に近いといえる。

このように、一見悪いように見えるものでも、今まで引き継がれてきたのだから、ちゃんと意味があるということも考えられる。
引き継がれた慣習についていえば、もちろん会社の悪いしきたり、ハンコ文化といった非効率的な業務といったものもあるので、一概に言えない。しかし、この遺伝子を変えることによって、もっと重篤な問題が起きてしまうのではないかということも考えるべきなのである。

経済的格差の広がりを助長しないか

今の時代、高速なインターネット環境を持っていることによって、動画編集やプログラミングといった新しい技術を効率よく学ぶことができる。テレワーク化にも迅速に対応できる。

このように新しい技術を享受するためにはある程度の経済力が必要である。なので、ゲノム編集の場合も富裕層だけが利益を享受して自分たちよりもさらに優秀な子供を人為的に”生産”することによって、富裕層という地位を次世代も盤石にしてしまうという可能性も考えられる。

なので、利権というものが絡みにくいようなシステムにしなければならない。

それは、技術が進歩すれば可能なはずである。なぜなら、受験勉強においても、現在ではインターネットによって安価で一流の講師の授業が動画配信で見られたり世界中で様々な論文を閲覧することができるからである。

まとめ

このように、新技術に対してなにも考えないで批判的になるのは恐ろしいことである。なので、メリットとデメリットについてバイアスをかけずに十分に調べるということが重要である。

当たり前だがこれはとても難しい。これができていれば戦争や紛争や差別などなくなるだろう。だが、努力することはできる。こういった面からも人間の知恵の進化は試されているのであろう。

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2020年生物科なのに電験2種を取得。

2024年現在勉強していること

電気電子工学、量子力学、プログラミング(機械学習やアルゴリズムやサイト作成など)、生化学、分子生物学、有機化学などを学習しています

これからこのような学問を勉強していく人に役に立つ情報を発信していきたいです!!

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