怒りの流し方3選
怒りとは何か?
怒りとは、自分が他の人と比べて劣っていたり、理不尽だと判断した時に生じる感情である。自分の幸福度が相手よりも高いと安心して、低いと焦り、怒りを覚えるということだ。「(自分と比べて)なんでアイツだけ…」といった感じである。これから分かることだが、怒りというのは他人が作るものではなくてあくまで、自分が作るものだから、怒りというのは自分で制御できる
怒る時はどんな時?
給料が下がったとき? デートに遅刻されたとき? 息子の学校の担任が以外にも若く、信頼にかけるようなイメージを持ってしまったとき?これらの事について、共通するのは、あまり大したことではないということと、自分の予想よりも下であったということである。会社をクビになったわけではなく、失恋したわけでもなく、息子が虐待を受けていた訳ではない。この場合は失望である。
ではなぜ、絶対的な不幸ではなく中途半端な不幸で怒るのか?憤死という言葉がある通り、怒りというのは、自分や他者を最悪殺してしまうくらい、とてつもないエネルギーを占めているものである。
なので、怒るためにはエネルギー(HP)がある程度ない状態でなければならない。要するに、怒りエネルギーを充電できるほど、恵まれている状況に近くないとできないのである。
怒っている内容というのは、極論あまり重大なことではなかったりする。例えば店員の態度にキレている場合も、程度によるが、いやならササっと別の店に行けばいい話である。怒っているときというのは、意外と安全地帯にいるということを忘れてはならないし、行動次第によっては柔軟に対応することができる。ストレスの付き合い方については、
自分の軸をもつ
を参考にしていただきたい。
怒りの鎮め方3選
不安定な環境から逃げる
これはちょっとずれているかもしれないが、怒りを感じまくるという環境自体がブラックではないのだろうか?
いわゆる、元気でエネルギーがあふれている頃の反抗なのではないか?ここで、エネルギーをつかいきって、自分の意思を持たない言いなり人形になってはいけない。その前に逃げるのだ。怒りを抑える以前に、怒りが毎回生まれる場所というのはおかしいので、さっさと離れるべきだ。
PCが遅いなら、さっさと買い替える、食べたいものがあるのならさっさと食べるなど、たまにはお金を出すのも大切である。人を死へと追いやるかもしれない怒りを金で買えるのは安いのかもしれない。(限度はあるが)
深呼吸
怒る時というのは、つい、我を忘れてという言葉もあるように、その他の状況を一旦忘れて、それしか考えられなくなってしまう。なので、もしその怒った原因が誤解だとしたら、取り返しのつかないことになるかもしれない。例えば、通販で頼んだ荷物が1週間たっても来ない場合、宅配業者を責めたくなるのは分かる。だがもし、その原因が、自分の住所を間違って書いていた場合は胴であろう。完全に自分が悪い。なので、このように一旦冷静になる必要がある。冷静になって、その怒りの感情から一歩離れるのである。それには一旦呼吸するのが良いであろう。確かに、それをして絶対怒らないかは分からないが、大部分の無駄な怒りは減らせるであろう。どう考えても理不尽な場合は怒るのももっともであるが、今まで築き上げてきた信頼関係をくだらない出来事で壊してしまうということを考えると、深呼吸して一旦落ち着くというちょっとしたことでも騙されたと思ってやってみるとよいだろう。呼吸については、以下の本が役に立つ。怒ったりした後に、よく後悔してしまうという人に対してはおすすめの本である。
損得勘定を考える
怒りをあらわにするというのは、基本的にデメリットしかない。まず、その怒りのエネルギーを勉強や仕事、もしくは怒りの原因となっている解決すべき課題に使えばよい。それに、そのエネルギーを他者に向けるというのは、ある意味人を殺せるナイフを振り回すことに近いかもしれない。なので、怒ることによって、得られるメリット、デメリットを冷静になって考察しよう。それには、先ほど述べた深呼吸することも重要だろう。ある意味怒りをあらわにするというのは、「私にはこの問題を解決のする能力が無い。だからお前が何とかしろ!」といっていることと同じである。なので、そのような自分に気が付いた時には、それを認めて、同じような機会が必ず起きるから、その時に思い出せばよい。一旦物事の全体を俯瞰する余裕がどんな時も必要である。それができないのだったら、それができる環境にするなど、思い切った選択が必要かもしれない。